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 豊島区は27日、101日から時差勤務を導入すると発表しました。勤務時間を選択できる時差通勤を区役所が導入するのは、都内23区では初めてのケースとなります。

 従来、“お役所”といえば、判で押したような定時出勤、定時退庁のイメージがありましたが、昨今、課題となっているワーク・ライフ・バランスを推進するためには、時差出勤も有効のようです。

 

(以下は、豊島区広報課が発表したニュースリリースの一部です)

23区初、「豊島区役所で時差勤務を導入」

~導入は101日 ワーク・ライフ・バランスを推進~

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働き方改革を率先する豊島区(区役所の入っている「としまエコミューゼタウン」)


 豊島区は、101日から時差勤務を導入する。特別な理由がなくても、勤務時間を選択することができる時差勤務は、23区で初めてとなる。

 本区のこれまでの勤務時間は、午前830分から午後515分。時差勤務では行政サービスの低下を招かない範囲で、A勤務からE勤務の5種類の時差勤務を選択できる。

 具体的には、始業時間が午前730分から930分までの30分刻みで選択でき、終業時間は午後415分から615分となる。最も早い勤務と遅い勤務の始業時間の差は2時間。勤務パターンは、月単位で選択できる。また、午後出勤のF勤務の試行も同時に実施する。F勤務は、夜間の会議や住民説明会等がある日のみを対象とするものであり、職員の意見を反映し、設定した。

 時差勤務の導入により、職員一人ひとりが自分のライフスタイルに合った働き方を選択し、いきいきと働き続けることができる勤務環境を整備することで、さらなるワーク・ライフ・バランスの推進を図るとともに、勤労意欲の向上や業務の効率化等による区民サービスの向上を目指していく。

 区の澤田健人事課長は「時差勤務の導入を契機とし、将来的には時間や場所にとらわれず成果をあげる、豊島区独自のワークスタイルを確立していきたい。」と語っている。

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喜びの受賞者は主催者側の関係者と記念撮影

大正から昭和初期にかけて活躍した作家、芥川龍之介の業績を記念した小・中学生対象の読書感想文コンクールの贈賞式が923日、雑司が谷地域文化創造館(豊島区雑司が谷、千登世橋教育文化センター内)で開かれ、中学生の部最優秀賞(豊島区教育長賞)に鈴木歩果さん(池袋中学校1年生)が選ばれ、賞状と副賞が贈られました。

このコンクールは東京池袋ロータリークラブ主催の「『河童忌』記念 小・中学生読書感想文コンクール」(後援=豊島区教育委員会、『池袋15´』)。龍之介は芥川家の菩提寺である慈眼寺(豊島区巣鴨)に眠っていますが、コンクールのタイトルは龍之介の命日(724日)にちなんだものです。

 豊島区内の小・中学生から、龍之介作品の感想文を募集。審査委員会(審査委員長=小泉博明・文京学院大学教授)での厳正な審査の結果、鈴木さんをはじめ8名に各賞が贈られました。最優秀賞に輝いた鈴木さんは、『蜘蛛の糸』の感想を「欲まみれで自己中心的、それでこそ人間らしい」の表題をつけ、400字詰め原稿用紙約4枚半にまとめました。鈴木さんは受賞者を代表して、「名誉ある賞をいただき、とてもうれしい」などと喜びを語りました。

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小泉審査委員長は講評とともに、龍之介の生涯について講演

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会見に臨む前川区長(913


 練馬区は913日、区庁舎で前川燿男区長の記者会見を開きました。区長は先に平成29年第三回練馬区議会定例会の開会にあたり、区政運営に対する所信の一端を述べていますが、今回の会見ではその一部について説明しています

以下、会見の骨子をご報告いたします。

 

①練馬区独立70周年、今後も多彩なイベント

 今夏に開かれた記念コンサートや花火フェスタ、真夏の第九などに続き、「みどりの風 練馬薪能」(1014日午後5時開演、石神井松の風文化公園)、「第40回練馬まつり・70周年記念パレード」(1015日、としまえんほか)、「ねりまユニバーサルフェス2017」(1029日、大泉学園町体育館、12月にもイベントあり)などを予定しています。

 

②中学校入学準備費の入学前支給

 中学校入学時は、制服の購入など一時的に出費が重なることから、家庭の負担軽減を図ることを狙いに、制度を見直すことになりました。

 具体的には、⑴支給対象は国公立小学校6年生、⑵認定時期は小学校6年生の6月、支給時期は小学校6年生の3月――となります。対象人員は約950名とのことです。

 

③健康づくり事業を拡充、スマホ用アプリも開発

 区民自らが健康づくりに気軽に取り組めるよう、区オリジナル健康アプリ「ねりまちテクテクサプリ」(名前はアプリではなくサプリ)を開発することになりました。11月配信開始です。

 アプリの主な特徴は、⑴歩数、血圧、体重といった記録機能、⑵多彩なウォーキング支援機能、⑶農産物直売所やマルシェ情報の活用、⑷キャンペーンや目標達成応援メッセージの利用――などいろいろあります。

 

➃生産緑地地区の区域の規模に関する条例を制定

 生産緑地地区について「区域の規模を300平方㍍以上とする」ことを規定しました。加えて、「同一または隣接する街区内に複数の農地がある場合、一団のものとみなして指定」としました。さらに、「直売所・農家レストラン等の設置を促進する基準」を整備することにしました。

 10月中旬をメドに条例を公布・施行、関係者への周知を経て来年8月ごろに都市計画決定する運びです。

 

⑤独立記念事業「地域おこしプロジェクト」3事業を選定

 「区民の自由な発想による、未来に向けた練馬の発展につながる取り組みを掘り起こす」、これが「地域おこしプロジェクト」の狙いです。27団体からの応募を踏まえ、7月に3団体を決定し9月から本格始動に至りました。

 具体的には、次のような事業を向こう3年間にわたって進めていく計画です。

⑴都市農業の魅力創造~味(ビ)ストロねりま~事業→レシピ開発やフードイベントへの出店など

⑵東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻☓地域包括支援センター☓コンビニ→認知症について学ぶことができるカードゲーム形式の訓練プログラムを作成し、産学官連携による高齢者支援モデル事業を推進する

⑶ダイバーシティ発信基地「I(アイ)LDK(エルディーケー)事業」→学生・アートのまち江古田を舞台に、知的障害者が自分らしく生き生きと暮らすことができる地域の交流拠点を整備する

「FFパートナーシップ」という、ちょっと堅苦しい名前の協定について知っていますか。豊島区が進めている重点政策の一つで、女性や子育て世代、働く世代の多様なライフスタイルを応援するものです。ちなみにFFとはFemale/Family Friendlyの略です。

民間企業・団体と一体となって進めていくもので、これまでに西武百貨店、東武百貨店の池袋本店と協定を結んでいます(『池袋15'』でも記事にしています)。

今回、第3弾として豊島区はサンシャインシティと協定を結びました。女性にやさしいまちづくりに弾みがつくと期待されます。


(以下は、豊島区が発表したニュースリリースです)



豊島区×サンシャインシティ「FFパートナーシップ協定」締結

~連携企画として水族館・展望台ヨガの区民割引や、
子供向け紙芝居を実施!~



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協定を交わした高野豊島区長(左)と鈴木社長(提供:豊島区)


12日(火)、豊島区(区長:高野之夫)は、株式会社サンシャインシティ(本社:東京都豊島区 代表取締役社長:鈴木誠一郎)と「女性にやさしいまちづくり」を公民連携で推進していくため、「FF(Female/Family Friendly)パートナーシップ協定(FF 協定)」を締結しました。

サンシャインシティと豊島区は、この協定に基づき次の事項について連携・協働していきます。具体的な内容については、今後連携して検討し、実施していきます。

(1)女性や働く世代の多様なライフスタイ ルやワークスタイルに関すること
(2)子育てや次世代育成に関すること

(3)健康増進や食育の推進に関すること

(4)文化・芸術振興に関すること

(5)ダイバーシティ(多様性社会)の実現に関 すること

(6)その他広く子育て世代や働く世代の支援に 関すること

 

今回の協定締結に伴い、連携事業の第1弾として、水族館や展望台で開催されるヨガの区民割引がスタートします。さらに第 2 弾として、サンシャインシティのハロウィンイベント「FUNFUNHALLOWEEN!」とのタイアップ企画として、「ツクモル by Toshima」が防災をテーマにした紙芝居「だるま先輩とくるばちゃんの防災かみしばい~ハロウィン編~」を実施します。

豊島区では、消滅可能性都市から持続発展都市への転換を図る対策の第一の柱に「女性にやさしいまちづくり」を掲げ、「わたしらしく、暮らせるまち。」を基本コンセプトに、子育て、住まい・くらし、働く、学ぶ、健康など、女性や子育て世代、働く世代の多様なライフスタイルを応援する施策・事業を展開。本年 3月より、区と民間のノウハウやリソースの相互連携により、女性や子育て世代・働く世代をメインターゲットとする様々な事業を公民連携・協働で進めることを目的とした FF 協定を推進しています。これまで、西武池袋本店、東武百貨店池袋本店と協定を締結しています。

また、サンシャインシティでは、女性や親子が楽しく、安心・安全に過ごしていただける施設を目指し、ベビールームやレストルームなどアメニティ施設の充実を図っています。近年では、壁面に設置された「どうぶつパズル」が「第 10 回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)を受賞したキッズプレイスペース(アルパ2F)の新設や、ハイレゾ音源による BGM の採用、個室ごとに異なる女性が住むアパートをイメージした内装を施すなど女性に嬉しい機能やデザインを備えた女性用レストルーム(アルパ B1)のリニューアルの他、「童話の不思議な世界」をイメージしたお子様も楽しいベビールーム(アルパ B1)のリニューアルなどを実施しています。

今回の協定締結を通して、豊島区とサンシャインシティは、女性や子育て世代・働く世代に向け、更なるサービス向上を目指していきます。

昭和2281日、戦災復興のために地域が整理統合される中で、板橋区から分離独立し、23番目の特別区として生まれたのが練馬区。今年(平成29年)は、練馬区にとってちょうど70周年という記念すべき年です。
区では今年3月~来年3月までの一年間、区民とともに様々なイベントを開催し70周年を盛り上げていくそうです。

(以下、練馬区が912日発表したニュースリリースを添付します)


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展覧会チラシ

 16日から、区立石神井公園ふるさと文化館(石神井町5丁目)で、特別展「描かれた練馬-変わる風景・変わらない風景-」を開催します。

独立70周年記念展第3弾となる本展では、練馬の風景が描かれた版画、水彩画、油彩画を中心に、江戸時代から近現代にかけて移り変わる練馬の様子を紹介します(約50点)。このほか、書籍や展覧会などで広く知られる川瀬巴水(かわせ はすい)や、昨年から本年にかけて生誕140年の回顧展が行われた吉田博(よしだ ひろし)など、今話題の画家の作品も展示します。


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展示資料例:中村善策「池畔新緑」(左)、武蔵野古物(右)

(練馬区立美術館蔵)

 また、期間中は講演会や版画摺りのワークショップなども開催します。皆様のご来場をお待ちしております。


会 期:平成29916日(土)~115日(日)
    午前9時~午後6
休館日:月曜日 (ただし918(祝)109(祝)は開館、 

 919()1010()は休館)
場 所:石神井公園ふるさと文化館 2階 企画展示室
   (練馬区石神井町5-12-16
観覧料:一般300円、高校生・大学生200円、6574歳の方150円、

 中学生以下と75歳以上の方は無料 

ホームページ:http://www.neribun.or.jp/furusato.html

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