JR埼京線で池袋駅から15分ほどの「戸田公園」駅から徒歩約9分(バス便もあります)。外観は白を基調にベージュをアクセントに配した高級感あふれる建物。3階建て、全42室だそうです。
同施設はこれまで、サービス付き高齢者向け住宅(通称=サ高住)として運営。サ高住は、まだ手厚い介護の必要がない元気な高齢者向けの施設で、「安否確認」や「生活相談」のサービスを受けることができますが、同施設は今回、埼玉県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受け、サービスを大幅に拡充するとのこと。
5月から看護師やリハビリスタッフが常駐となります。つまり「介護対応型
サービス付き高齢者向け住宅」へと〝進化〟するのです。生活やからだに不安が生じても、ほかの施設に移ることなくそのまま住み続けることができそうです。この点は、シニアの方が住まいを探す時の重要なポイントの一つにもなりますね。
さらに、新たなサービスとして、ひと足先に導入された「大人の学校」と「濡れない足湯」を体験しましたのでご紹介します。
まずは「大人の学校」。生活意欲の向上を目的としている取り組みで、テキストをもとにスタッフが授業を進行していきます。自由参加ということでしたが、すでに共有のラウンジには10数名の入居者が集まっていました。この日の授業内容は「駅の思い出」。テキストの写真について、入居者からさまざまな思い出が語られ終始和やかな雰囲気に包まれていたのが印象的でした。
「濡れない足湯」は1階ロビーにあります。お湯の代わりに用いられている小さなセラミックのボール。木箱の底から遠赤外線で全体を温めており、足を入れるとじわじわと温まってきました。血行を促進し睡眠を促す効果もあるとか。
サービス面を拡充した同施設の入居要件は「60歳以上、自立~要介護5」。健康と美味しさに拘った食事付きの見学も受け付けていますので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。