練馬区在住の方などから「編集後記」について思わぬ反響をいただいたので、担当した(陽)より追記をさせていただきます。“10年前に高校野球を経験した”ことから逆算すればわかると思いますが、まだ20代の若造です(笑)
私は陸上部所属。同学年の野球部が少なくて、小学校の頃にソフトボール部に所属(3年間)していた私と、もう一人(軟式野球経験者)が半分土下座される勢いで助っ人入部しました。
硬球は芯からちょっとでも外れると手に鈍い痛みが走り、打球は逃げ出したくなるくらい速い。ユニフォームと練習着は見た目以上に重く、私たちの体力を日差しと仲良くながら奪っていきます。ただ、素人が高校野球を経験できたからこそ、10も歳が離れた高校球児たちを今でも心から尊敬できるのかもしれません。時々、彼らが歳上に見えます。
1回戦は弱小校同士の対決。試合中、先方(部員10人)にケガ人が2人も発生してしまい、まさかの不戦勝。負ける予定だった初戦を勝ち上がってしまったため、次戦をシード校と戦うことになってしまったわけです。
ヒットは、半分目を瞑って振ったら芯を捉えてくれた“まぐれ”。とは言え、あの感触は何とも形容しがたい気持ちよさですね。そして、別の打席で投じられた122km/hの大きく曲がるカーブ。思わず仰け反ったらまさかのストライクで見逃し三振。5回コールド、最後のバッターになったのが高校野球ハイライトです。
「野球王国 愛媛」と呼ばれたりしますが、近年は低迷が続いています。1996年の松山商業、2004年の済美のような素晴らしいチームがまた再臨することを楽しみにしています。
投稿いただいた方々、ありがとうございました。これからも『池袋15'』発行の励みとさせていただきます!