タウン誌の仕事をしていると、取材で遠方へ行くことはあまりありません。特に『池袋15’』は東京城北エリアに特化しているので、よく近郊をウロウロ徘徊しています。
そんな中、珍しく取材で遠方へ行くことになりました。場所は「湯河原」。神奈川県足柄下郡に位置し、皆様ご存知のように温泉地として有名な所です。古くから文豪、画家など多くの作家が逗留し創作活動を行い、各界の著名人が別荘を構えています。田舎者の私にとっては、地方にもかかわらず「テレビで観たことある!!」なミーハースポットの1つです。
14:00からアポイントだったので、少し早めに着いて食事に。駅からほど近く、「小田原漁港直送」の看板が目印のお店です。
刺身は良い歯ごたえ、フライは肉厚でふかふかでした
注文したのは、アジの活け造りとフライがセットになった定食(1,600円)。人生初の活け造り。写真撮影もそこそこに、いざ食そうと箸を伸ばすと…なんとアジくんが激しく動き始めました! 活け造りを嗜んだことのある方は当たり前の光景だ思うでしょうが、見るのも初めてだった私は「ビクッ」と挙動不審になってしまいました。
捌かれて間もない目の前のアジくんは、私に食されている最中もずっとピクピク動き、10分以上元気に脈打っていました(同行していたデザイナーは軽いトラウマ)。
これだけだと“グロ注意”の話になっちゃいますが、新鮮さを生かした食事は美味の一言。活け造りはもちろん、アジフライもふかふかでとても美味しかったです。私は海に近い街で育ったので魚の味にはうるさい方ですが、この味(アジ)には大満足でした。
定刻に予定通り打ち合わせを行い、その後はせっかくならと近くの名所、「五所神社」(足柄下郡湯河原町宮下)へ。樹齢約850年の御神木(楠)はそれはもう見事な大樹(樹高36㍍、胸高周囲8.2㍍)で、まさにパワースポット。健康・長寿・ボケ防止などの御利益があると言われています。
写真は撮り忘れましたが、社内には全七福神の石像が各地に祀られており、これを目当てに訪れる方も多いとのこと。湯河原にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
あまり道草を食っていると上司に怒られてしまうので、湯河原探索もそこそこに帰路に着きました。お土産は大好物である塩辛を購入。辛口の日本酒や白ご飯と相性抜群でした!
今度はぜひプライベートで行ってみたいと思います。…いつ行けるかなぁ。
今回の取材をもとに3月20日に発行する「4月号」の巻頭では、豊島・練馬・板橋・文京の各区が提携している民間の“保養施設”を近隣の名所とともに紹介しています。平日・休日を問わずお得に宿泊できる素敵な宿ばかりなので、ぜひ誌面を参考にして利用してみてください!