精巧なトキワ荘復元模型(1/50)。通常は「お休み処」に展示
手塚治虫ら著名な漫画家が、若き日に活動拠点として使っていた伝説のアパート「トキワ荘」(南長崎、旧・椎名町)は、漫画の聖地として知られています。
残念ながら1982年に老朽化のため取り壊されていますが、2011年に豊島区と地域が一体となって「としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会」を立ち上げ、トキワ荘があった街の記憶を後世にのこそうと、休憩・案内施設「豊島区トキワ荘通りお休み処」(南長崎2-3-2)の開設やモニュメントの設置などさまざまな活動を展開しています。
そして、2020年をめどに「トキワ荘」を復元した「マンガの聖地としまミュージアム」(仮称)を南長崎花咲公園(南長崎3-9-22)につくる計画が具体的に進行しています。
その一環として、このほど「トキワ荘関連施設整備基金」が創設され、2月17日から本格的に寄附金の募集が始まりました。
高野之夫区長は2月17日、「としまマンガ・アニメフェスタ」の会場(区庁舎1階)で、「多くの漫画家が切磋琢磨した漫画の聖地、トキワ荘を再現することは私たちの悲願。皆さまから頂戴した寄附はこの基金に積み立て、施設整備費用として活用します。ぜひ協力していただきたい」などと協力を呼びかけました。
トキワ荘は1952年竣工の木造アパート(段ボールなどで作られた模型)
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