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記者会見で予算案を発表
(左)高野之夫区長らによる豊島区の会見=
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(右)前川燿男練馬区長の会見=126


 私たちの暮らしに関わる区政はすべて「予算」や「条例」などに従って動いています。2月から3月にかけては、その平成30年度の予算案などを区議会に上程し、審議のうえで議決する大事な時期に当たります。

 まず、1月下旬から2月中旬にかけて、各区は予算案を発表します。同日、各区では報道各社を呼んで記者会見を行います。今年の日程は以下の通りでした。

 ▽126日=練馬区▽130日=板橋区▽131日=文京区▽25日=豊島区▽28日=北区▽214日=新宿区

 予算案の中身は、各区のホームページにアップ(掲載)されていますので、チェックしてみるとよいでしょう。新聞各紙にも次年度のポイントが掲載されていますので参考になります。

各区の重点政策で共通しているのは、①少子高齢化への対応(子育て支援、医療・福祉など高齢者支援)、②安全・安心・快適なまちづくり、③地域の特性を生かした住民参加型のまちづくり――といったところでしょうか。

 さて、予算案の発表の次は区議会の始まりです。一般的には区長が区議会議員に対して、定例会開会の招集を通知し、あわせて本会議への提出予算案件(予算案、条例案、報告、その他)を提示します。

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豊島区議会が始動(214日、傍聴席から)


 豊島区を一例に説明すると、30年度予算案4件、29年度補正予算案1件、条例案27件、報告2件、その他6を提示します。

 そして区議会が始まります。豊島区では214日に開会、326日までの41日間を会期としました。初日の14日には、木下広議長の進行もと、高野之夫区長が1時間強にわたって新年度予算の概要やまちづくりに対する考え方を説明し始まりました。

 ところで読者の皆さんは、区議会を傍聴したことはありますか。区議会事務局などの窓口に出向き、住所や氏名など必要事項を用紙に記入し許可を得たうえで傍聴席に就くことができます。おそらく、多くの人にとっては話が難しく退屈きわまりないものと感じられるかもしれませんが、選挙と同様、区議会は区民のチェックも必要です。

なお、議会の開始時間はさまざまな事情で遅れることが珍しくありません。1時間以上待たされることもざらですので、覚悟しておいた方がよいでしょう。また、当ブログでは写真を掲載していますが、撮影も許可を得る必要があります。飲食や議事進行を妨げる行為(発声など)など、常識の範囲の禁止事項もありますので注意が必要です。

 

【お知らせ】月刊タウン誌『池袋15’』では、長期連載企画「高野之夫区長の日誌」「豊島区議会通信」などを通して、豊島区の行政情報をお伝えしています。