31-1-1 31-1-2
アートトイレ事業について説明する高野区長と
デザイナーの小野さん()、がっちり握手も

 もう、5Kとはいわせない――。公園のトイレといえば、汚い、臭い、暗い、怖い、そして壊れている、といったように5Kのイメージが定着していますが、池袋公園(豊島区池袋4-22-9)にある公衆トイレがアートで装飾され、130日から利用できるようになりました。

 これは豊島区が進めている「としまパブリックトイレプロジェクト」の第1号案件で、若手アーティストの小野ルイーゼさん(平塚市)がデザインと外壁ペイントを担当。「絵の中に入って遊べる壁画」をコンセプトに掲げ、壁面にはチューリップ、蝶、鳥などがカラフルに描かれている明るい図柄が特徴です。

 9時からは高野之夫区長やデザイナーの小野さん、自治体関係者らが集い完成披露会が行われました。この中で高野区長は、「公園のトイレを改修していくことによって、まちのイメージが変わる。女性や子供たちの感覚、地元の意見を採り入れ、豊島区のトイレは素敵だ、といわれるようにしていきたい」と意欲を示しました。また、小野さんは「葉にはいろいろな色があってもいいんだよ、という意味を込めて多彩な色を使った」などと語りました。

31-3

近所の園児が立ち寄り、さっそくアートトイレに注目


 豊島区では2020年に向けて、従来の「公園・公衆便所」のイメージ刷新を図ることを計画しており、女性や子供の目線でトイレ改修を図る同プロジェクトに取り組んでいます。区によると、区内には133カ所の公園・公衆トイレがあり、このうち改修が必要とされている85カ所について2017(平成29)年度から3カ年計画で全面改修するとのことです。

 今年度は、今回の池袋公園も含め11カ所(下記参照)について、若手アーティストのセンスを生かし、また公園の利用者らの意向を踏まえながら、ペイントやラッピングなどの工法を使って改修を進めていく方針です。

31-2

5Kのイメージを払しょくし、地域の人たちも満足気でした


 都内各区では、5Kトイレの改修に取り組んでいますが、アートフォース(アートの力)を使ってトイレを刷新、そしてまちのイメージも変えていく…、という豊島区の取り組みはユニークといえるでしょう。

 

【外壁ペイント】▽南長崎公園▽池袋公園▽南池袋一丁目公園▽朝日公園

【内壁ラッピング】▽目白四丁目旭出児童遊園▽高田一丁目児童遊園▽池袋本町三丁目第2児童遊園▽長崎二丁目中央児童遊園

【外壁ラッピング】▽要町一丁目児童遊園▽雑司ヶ谷二丁目四つ家児童遊園▽高松二丁目児童遊園