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立体化の早期実現を強調した前川区長(協議会会長)と会場の様子(提供写真)


 西武新宿駅(新宿区)と本川越駅(埼玉県川越市)を結ぶ西武新宿線(47.5㌔㍍)。このうち練馬区内には13カ所の踏切があり、交通渋滞や事故がたびたび発生している。そうした問題を抜本的に解決するためには、「立体化」が欠かせない。そこで、21()午後、上石神井小学校体育館で「西武新宿線立体化促進大会」が開催された。

 参加したのは沿線住民ら約230人ほか、地元選出の衆院議員、都議会議員、東京都、西武鉄道、沿線区市の関係者ら。大会の冒頭、前川燿男練馬区長(西武新宿線立体化促進協議会会長)があいさつに立ち、「西武新宿線の立体化はすぐそこまで、手の届くところまで来ている。今こそ地域が結集し、立体化に向けた熱意を改めて示し、一日も早く事業化に結び付けていきたい」と早期実現を強く求めた。

この後、決議文が読み上げられ、立体化の早期事業化に向けて、区民、区議会、区が一体となって取り組むことを確認するとともに、都などに対して〝早期実現〟を強くアピールした。

 

◆以下は練馬区広聴広報課から発信されたニュースリリースです。参考までに添付します。

 

【西武新宿線の現状】

 区内の西武新宿線には、13箇所の踏切が存在し、交通渋滞の発生や、踏切事故の危険性、地域の分断など、区民の日常生活に支障を及ぼしている。

これらの課題を解消するためには、複数の踏切を同時に取り除き、道路ネットワークの形成を促進する連続立体交差化が不可欠である。

 

【区内全区間を含む井荻駅~東伏見駅付近の連続立体交差事業について】

 区内全区間を含む、井荻駅~東伏見駅付近は、東京都が平成16年6月に策定した「踏切対策基本方針」において、「鉄道立体化の検討対象区間」に位置付けられている。その後、東京都は、平成20年6月に、この区間を連続立体交差事業の「事業候補区間」に、平成28年3月には、新規に着工を準備する区間に位置付け、構造形式や施工方法についての検討を進めている。

 

【鉄道立体化の早期実現に向けた区のこれまでの取り組み】

 鉄道立体化の実現にあたっては、周辺の道路や駅前広場の整備など、沿線のまちづくりを一体的、総合的に進めることが重要となる。上井草駅、上石神井駅、武蔵関駅の3駅の周辺地区では、それぞれ、地域住民によるまちづくり協議会において、鉄道立体化を見据えたまちづくりの方向性を取りまとめた。区は、これを受けて、各駅周辺地区の「まちづくり構想」を策定し、これらの構想の実現に向けたまちづくりの検討を地域の住民とともに進めている。