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喜びの受賞者は主催者側の関係者と記念撮影

大正から昭和初期にかけて活躍した作家、芥川龍之介の業績を記念した小・中学生対象の読書感想文コンクールの贈賞式が923日、雑司が谷地域文化創造館(豊島区雑司が谷、千登世橋教育文化センター内)で開かれ、中学生の部最優秀賞(豊島区教育長賞)に鈴木歩果さん(池袋中学校1年生)が選ばれ、賞状と副賞が贈られました。

このコンクールは東京池袋ロータリークラブ主催の「『河童忌』記念 小・中学生読書感想文コンクール」(後援=豊島区教育委員会、『池袋15´』)。龍之介は芥川家の菩提寺である慈眼寺(豊島区巣鴨)に眠っていますが、コンクールのタイトルは龍之介の命日(724日)にちなんだものです。

 豊島区内の小・中学生から、龍之介作品の感想文を募集。審査委員会(審査委員長=小泉博明・文京学院大学教授)での厳正な審査の結果、鈴木さんをはじめ8名に各賞が贈られました。最優秀賞に輝いた鈴木さんは、『蜘蛛の糸』の感想を「欲まみれで自己中心的、それでこそ人間らしい」の表題をつけ、400字詰め原稿用紙約4枚半にまとめました。鈴木さんは受賞者を代表して、「名誉ある賞をいただき、とてもうれしい」などと喜びを語りました。

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小泉審査委員長は講評とともに、龍之介の生涯について講演