昨年1月から交付がスタートした「マイナンバーカード」。本人の申請により交付され、「個人番号を証明する書類や本人確認の際の公的な身分証明書として利用でき、また、さまざまなサービスを受けることができるようになるICカード」(総務省の資料から)です。

ところが政府の思惑とは裏腹に普及率は低いのが現状です。「人口に対する交付枚数率」(515日現在)をみると、最高は宮崎県の113%で、これに続くのが神奈川県(11.2%)、東京都(10.9%)です。ちなみに最低は高知県(57%)、次が福井県(5.9%)てす。

こうした普及率の低迷を打破しようと、政府・自治体はいろいろな策を打っているようです。マイナンバーカードを図書館利用カードと同様に使用することができるにする――これもその一つです。911日には豊島区が全国に先駆けて実施用試験のデモンストレーションを行いました。実際の試験は25日からということです。果たしてカードの普及に弾みをつけることができるでしょうか。

 

(※以下、豊島区が911日に発表したプレスリリースです)

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実証試験の模様(提供:豊島区)


本日午後2時より、豊島区立中央図書館(東池袋4-5-2)にて、「マイキープラットフォーム」を活用し、マイナンバーカードを図書館利用カードとして利用する実証実験のデモンストレーションを、全国で初めて実施した。

これは、総務省が進めるマイナンバーカード利活用の実証実験の一環。国がクラウド型の共同利用システムとして整備する「マイキープラットフォーム」(925日運用開始)を活用した図書館利用カードへの運用実証は、豊島区が全国初となる。利用者が「マイキープラットフォーム」にマイキーIDを登録し、豊島区立中央図書館に出向いて図書館利用カード番号との紐付を行うことで、マイナンバーカードを図書館利用カードと同様に使用することができる。一部の自治体では、マイナンバーカードを図書館利用カードしても使用する運用が開始されているが、マイキープラットフォームを活用した「図書館共同利用システム」では、今後、実証実験に参加する他自治体でも同様の手続きで図書館利用カードとすることができ、複数自治体分の図書館利用カードをマイナンバーカード一枚に集約できるため、利便性の向上が見込まれる。そのほか、マイナンバーカードの公的個人認証機能を活用し、図書館利用カードの年次更新を自動化、相互貸出協定を締結した図書館間との横断検索や相互貸出管理、「全国ふるさとデジタル図書館」の閲覧も可能となる予定。

本日のデモンストレーションは、庁内のマイナンバー利活用検討会のメンバー(区管理職)が参加し、総務省の図書館共同利用システム構築事業者により実施した。概要説明の後、テストカードとデモシステムを使用し、マイナンバーカードを利用したマイキーIDの登録、図書の貸出処理、閲覧席利用受付機の受付処理、他自治体の図書館の横断検索などのデモンストレーションを行った。925日(月)からは、一般の方も参加した実証実験を開始する。なお、25日から開始するのは、23区では豊島区のみ。

さらに、11月より豊島区内の商店街で実証実験予定の自治体ポイント券発行のデモンストレーションも本日併せて実施した。これは、クレジットカード会社等のポイントを豊島区ポイントに変換したり、区主催イベントに参加することで貯めたポイントを、商店街で買い物ができる豊島区ポイント券として利用できるようにするもの。