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会場は、としまセンタースクエア(豊島区本庁舎1)


 今年で11回目を迎えた豊島区障害者美術展「ときめき想造展」が3月14日、としまセンタースクエア(豊島区本庁舎1階)で開幕しました(主催=豊島区、豊島区民社会福祉協議会、共催=日本チャリティ協会)。
自由な発想から生まれた作品98点が展示されています。会期は18日まで。9時30分~17時(最終日は15時まで)。入場無料。
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最優秀賞に輝いた「桃」(髙取大輔さんの作品)


出展作品の中から、最高位の「最優秀賞」に選ばれたのは、髙取大輔さんの「桃」。ご本人のメッセージによると、「桃は不老長寿のくだものと言われているので、おじいちゃんおばあちゃんの為に書きました」とのことです。
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西田真巳さんの「十二神将 珊底羅大将」は区長賞に


 会場で迫力満点の絵に目が留まりました。西田真巳さんの「十二神将 珊底羅大将(じゅうにしんしょう さんていらたいしょう)」です。薬師如来やその信仰者を守護するとされる武神を立体感あふれるタッチで描いています。この作品は「区長賞」に輝いています。「今年も十二神将に挑戦しました。怖い顔に描くのがむずかしかったです」とはご本人のメッセージです。
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「障害者アート教室作品コーナー」で目に飛びこんできた
紙コップ+どんぐりのユニークな作品

 可愛らしい小品もご紹介しましょう。「障害者アート教室作品コーナー」に展示されている作品は、紙コップをカラフルに装飾したうえで、コップを上下さかさまにし、底にドングリの実を装飾したものです。

 このような多彩な作品を観賞できる「ときめき想造展」、一度足を運んでみてください。

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講師の瀬谷道子さんと、エッセイ講座のもよう(他会場)

随想や日記など、日ごろ感じたことや日常の何気ない出来事などを自由に表現する「エッセイ」が静かなブームとか。自費出版する人も少なくありません。スマホやパソコンを使ったブログなども、同じカテゴリーでしょう。

書き方にルールはなくても、せっかく書くのであれば、やはり基本は押さえておきたいものです。そんなエッセイの書き方講座が420日開講しますので、ご紹介します(『池袋15´4月号=320日発行でもご案内しますが、一足先にお伝えいたします)

この講座は、「女性のためのエッセイ講座 ~あなたもエッセイスト! エッセイは誰にでも書ける~」です。主催するのは、ワークショップやギャラリーを運営する「ギャラリータカオ(Gallery TAKAO)(豊島区雑司が谷1-52-1、㈱高尾事務所内)。会場も同じところです。

余談ですが同ギャラリーは、古材の使い方やあかり取りの小窓などスキのない設計で建てられた戸建てで、建築雑誌にも紹介されるほど素晴らしい建物です。こんな環境ならば、エッセイの勉強もはかどりそうです。

以下、講座の詳細を列挙します。

 

【日 時】420()622()=全5回、14時~16

【会 場】ギャラリータカオ(東京メトロ「有楽町線」護国寺駅から徒歩約7)

【講 師】瀬谷道子(元新聞記者、現在は「女性のためのエッセイ」主宰、女性誌『ウィメンズ・ステージ』編集長)

【講 座】420日「なぜ、エッセイは誰でも書けるのか?」、511日「原稿の作り方のコツ」、518日「文章表記のルールと、やってはいけないこと」、68日「文章の命は、具体的な事実」、622日「文章が生まれ変わる極意材料の集め方・捨て方」

【参加費】12,500(5回分、教材費・税込)。期中からの参加の場合は12,500円。参加2回以上で添削を受けることができる特典も。

【定 員】15

【持ち物】原稿用紙(400字詰め×5枚ていど)、筆記具(鉛筆、消しゴム)、小さなノート、辞書

【その他】締め切りは414日。申し込み・問い合わせは、ギャラリータカオのメールからどうぞ。gallerytakaobunny.co.jp

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ヘッドランプ、テールランプは視認性の高いものを選びましょう


 「ナイトライド」(ナイトラン)という言葉を耳にしたことはありますか。一般的には自転車による夜間走行のことです。最近、都会ではこのナイトライドが静かなブームになっているようです。

こうした中、37日放送の『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)では、自転車で夜の街を走行するナイトライドを特集。自転車販売大手「あさひ」が、ナイトライドのイベントを開催したことなどを紹介していますが、ネット上では早速、安全面での懸念から「ルールやマナーを守って」といった声が流れています。

 ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ車にまたがり、夜の街をさっそうと走行するのは気持ちのいいものです。しかし、改めて言うまでもなく「危険」が潜んでいるのは事実です。

大別すると、自動車との接触と転倒による単独事故のリスクでしょう。

<自動車からは視認しにくく接触や追突の危険性が高い>

<路面状態を確認しづらく落車の懸念がある。路肩は舗装の継ぎ目が多く、路面が傷んでいる場合もあってフラつきやすい>

 昼間でさえ危険がいっぱいなのに、夜間ではなおさらです。自転車乗りの中には、夜間走行は危険なので「自殺行為」と断言する人もいます。環状8号線の某トンネルでマイクロバスが自転車(ママチャリ)に追突した凄惨な現場のわきを走行したことがありますが、「明日は我が身」と思うととてもナイトライドには踏み切ることはできません。

 そうしたリスクを十分認識した上でナイトライドを楽しむには、完全装備が欠かせません。視認性の高いヘッドランプ、テールランプ、ヘルメットやリュックにつける補助ライト、反射板付きベスト――などをそろえることです。それでも、路面の凹凸が原因で落車する恐れは消すことができません。

法律上は、「前照灯は白色または淡黄色で、夜間前方10㍍の距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有するもの。反射器材は夜間、後方100㍍の距離から自動車の前照灯で照らして、その反射光を容易に確認できるもの」(警視庁のホームページから)となっていますが、これはあくまでも最低限の装備と考えるべきでしょう。

 ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ車は、健康志向の高まりや働き方改革などを背景に人気は上々のようです。ヘルメットやサングラスで顔が覆われているため、自転車乗りの年恰好まではよく分かりませんが、自転車ショップ店長によると50代以降の中高年親父が市場を牽引しているとか。当然、視力や条件反射などさまざまな能力は20代や30代の頃と比べて落ちている人が多く、事故のリスクも高いと言わざるを得ません。

 ましてや、ロードバイクなどちょっとペダルを回転させれば時速30㌔オーバーの世界。エンジンこそついていませんが、バイク(原動機付自転車)と似たような走行性能を備えているのです。さらに、自動車のドライバーからすれば、「(視認しづらく)夜間の自転車ほど怖いものはない」「無灯火、逆走などルール無視の輩が少なくない」といった批判的な意見も少なくありません。

 夜間に乗るなら、万全の装備、そしてマナーとルールを守ることが最低の条件のようです。

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