53日(木・祝)~5日(土・祝)に池袋・丸の内の各エリアで開催される「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018」。1995年にフランス西部のナントで誕生して以来、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、非常にエキサイティングで高い人気を誇るクラシック音楽祭です。

 日本では2005年から東京国際フォーラムで開催され、昨年は約42万人が来場。一流音楽家の演奏を低価格で聴くことができるのが最大の特徴で、遂に今年は池袋でも実施されることとなりました。

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イベント情報が掲載されている「amitié」のチラシ

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WACCA池袋でのイベント情報はこちらに詳細が記載されています


 そこで、池袋を愛する有志が協力し、本イベントに先駆けたプレイベント・エリアコンサート「
amitié」(=アミティエ、フランス語で「友情」の意)を行います。422日(日)~30日(月・祝)の9日間にわたる“前夜祭”を全6カ所で開催し、クラシックの祭典を盛り上げます! 参加するのは新進気鋭の音楽家たち21名。彼らのソロあり、アンサンブルあり、の全21公演を予定しています。

 一部、有料の演奏(それでも、食事付きコース2,500円程度なので安いです)もありますが、聴くのは基本無料。近くを歩いていて、ふと素敵な音色が聞こえてきたらそれは音楽祭の合図です(笑)。

 実は、『池袋15’』を発行している弊社も微力ながら協力させていただきました。「amitié」のロゴとイベントチラシ、開催場所の1つであるWACCA池袋(豊島区東池袋1-8-1)のチラシとポスターを作成しました。

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出入口などの様々な所に掲示されています

 先日、WACCA池袋を訪ねたところ、早速ポスターとチラシを設置してくれていました。こうやって多くの方にご覧になってもらえると、携わった者として嬉しいですね。そのほか、お近くで手に取る機会があればイベント情報の参考にしてください。

 「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018」・「amitié」の両イベントが大成功することを願っています。皆様も時間を見つけて、手軽に聴ける極上のクラシックに酔いしれてみてはいかがでしょう?

 今後の最新情報は下記ホームページからご覧ください。

amitiéホームページ) http://lfj-amitie.jp


○「amitié」イベント情報

【主催】
ラ・フォル・ジュルネ
TOKYO@池袋 応援する会 amitié

【会場提供】
豊島区役所/
WACCA池袋/第一イン池袋/フォルテ・オクターヴハウス/メトロポリタンプラザビル管理者 株式会社ジェイアール東日本ビルディング/東武ホープセンター

【協力】
WACCA池袋(総合協力)/第一イン池袋(総合協力)/フォルテ・オクターヴハウス(演奏企画)/音楽事業部Voce(アーティスト手配)/大澤重彦(ステージマネージャー)/NPO法人ゼファー池袋まちづくり(会場手配)/(株)リアルプロ(司会)/(株)創発としま(web制作)/(株)エスコミュニケーション(「amitié」ロゴ・デザイン・印刷)

【後援】
豊島区

【お問い合わせ】
ラ・フォル・ジュルネ
TOKYO@池袋 応援する会 amitié(フォルテ・オクターヴハウス内)

03-6820-8234(平日 9:0017:00 土日 休み)

 春の陽気に誘われて、東武百貨店池袋本店に行ってきました。目的は、8階催事場で6日間にわたって開催される「食とコスメとやさしいくらし『NaturalOrganic Fes』」です(会期は43日まで)。

このイベントは、東武百貨店とナチュラル&オーガニックライフを提案するセレクト業態「Cosme Kitchenや「Biople by CosmeKitchen」を手掛がけるマッシュビューティーラボ(千代田区麹町)が、多くの方に「オーガニック」をもっと身近に感じてもらいたいという思いから開催の運びとなったそうです。

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自然の風景をイメージした飾りつけ


 会場にはコスメ、食品、生活雑貨のほか、グリーンやピンクなど目にも鮮やかなスイーツ、ボリューム満点のサンドイッチなどが並んでおり、オーガニック商品の種類の多さに驚かされました。

まず訪ねたのが「Cosme Kitchen」。トレンドのオーガニックコスメは、月見草、ゴマ、マカデミアナッツなどを使ったオイルかベース。試してみると、濃厚なのに肌にスーッとなじみ、塗った後はつやつや輝いて見えました。色も香りも自然で、使い心地も気持ちいいと実感~ッ。

会場を回っていると、真夏の青空のようなブルーにハイビスカスの花をあしらったおしゃれなボトルが目に飛びこんてきました。フィジー産の天然水を使用した完全無添加のナチュラルミネラルウォーターを扱う「FUJI WATER」のブースです。常温でも美味しく飲むことができ、ケースで注文する人が多いのだとか。500㍉㍑入り、200円。「持ち歩いているとテンションが上がります。最近はインスタグラムにあげられることも多いんですよ」と担当者。納得です。

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清涼感のあるボトルが印象的

試飲を勧められた角谷文治郎商店のブースでは、こだわりの三州三河みりんをひと口いただきました。風味もまろやかで口当たりもよく、甘いお酒を飲んでいるようでした。健康だけでなく美容にも効果が期待できると最近注目が高い発酵食品。積極的に摂り入れたいと思いました。

まだまだ紹介したいブースはたくさんあります。ぜひ、自然の香りにつつまれた会場に足を運んでみてください。イートインコーナーもあるので、スイーツを食べながら一休みするのもいいですね。

エコ関連やオーガニックてんこ盛りの各ブース。健康と美への意識が変わるかもしれませんよ。

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トゥルーベリーのスムージーは色鮮やか(左) 米こうじで作ったはちみつのお酒(右)

 

【食とコスメとやさしいくらし「NaturalOrganic Fes」】
会  期:329日(木)~43日(火)
営業時間:10:0020:00(最終日は18:00まで)
    場:東武百貨店池袋本店 8階催事場

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高野区長(中央右)や道彦氏(同左)らによってテープカット

 『池袋15´4月号(320日発行)の「大人の遠足」でご紹介した「豊島区立鈴木信太郎記念館」が328日、オープンしました。前日の27日午後2時から、オープニングセレモニーが開かれましたので、その模様をお伝えします。

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時代が異なる3棟構成が美しい(手前は座敷棟、奥が書斎棟)


 同記念館は、フランス文学研究黎明期の大家、鈴木信太郎
(18951970)が親子
3代にわたって暮らした旧宅で、鈴木家から寄贈を受けた豊島区が改修・整備したものです。

 27日のセレモニーは、和室の68畳間を使って行われました。スペースの関係で、ごく限られた関係者30人ほどが出席。冒頭、高野之夫区長は、2012年に豊島区指定有形文化財として認定してから7年が過ぎたことについて触れ、「当初20153月の約束だったが、擁壁などの安全性確保のため再調査し、工事も難しかった」と釈明、出席した信太郎の次男である道彦氏(1929~)と夫人に頭を下げました。さらに「地元の方やフランス文学の関係者、さらに文化に造詣の深い方にとっても素晴らしい記念館ができたと思っている」と続けました。

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長男の成文氏が作成した復元図をもとに作った戦前期の旧鈴木家の模型(150

 
 これを受け、道彦氏は「父のあと、この家は兄
(著名な建築学者の成文=19272010)が住んでいた。書斎、茶の間・ホール、座敷に分かれているが、このうち空襲でも残った書斎は、フランス文学書が並び大変壮観である。開館は感慨深いものがある」などとあいさつしました。

 見どころは、道彦氏も強調していた3棟構成の建築美だろう。1928(昭和3)年に建設した「書斎棟」(鉄筋コンクリート造)、1946(昭和21)年に新築した「茶の間・ホール棟」、さらにその2年後に本家のある富多村下吉妻(現在の春日部市)から明治20年代に建てられた母屋を移築した「座敷棟」。この時代背景も異なる3棟の組み合わせがおもしろい。

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住宅街の路地裏に位置する記念館。堂々とした擁壁が目印だ


「鈴木信太郎記念館」

地:豊島区東池袋5-52-3 03-5950-1737

開館時間:9時~1630

日:毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日も)、第3日曜日、祝日、年末年始、展示替えに伴う臨時休館日

料:無料

交通案内:地下鉄丸ノ内線「新大塚」駅から徒歩3、JR山手線「大塚」駅から徒歩8分、都電荒川線「大塚駅前」停留場から徒歩8

大塚五丁目交差点 春日通りに面した「タマルヤ」(青い看板)と「エイブル」(緑色の看板)の間を入り、右方向の細い路地(幅4㍍ほど)を道なりに直進、右側に小看板あり。あるいは春日通りに面した牛丼店「松屋」わきの路地を入り、突き当りを右に曲がると到着する。

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